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DQ9プレイメモ-その7 「暴かれた 下半身」


さて、

ルーラの消費MPが0なわけですが。

それまで消費MPが6とか8とかだったのが、DQ6でいきなり1になったときは驚いたものだけど、
いやぁ何と言うか、省エネ志向もここまで来たかっていうね。
コレも天使のチカラの成せる技なんだろうか。

消費MPと言えば、リレミトの場合、DQ6・7までは粘っていたけれど、DQ8で革命が起こりましたね。
DQ9ではまた微妙に増えたけど、それでも消費MP3だし、
今作はおもいでのすずもあるし、おもいでのすず結構拾えるから知らないうちにふくろにたまってるし。

と、余裕こいてレベルの高い宝の地図に潜ったら、最深部付近でリレミト覚えてる職だけピンポイントで全滅して、
おもいでのすずも使い切ったのを忘れていたときの絶望感と言ったらないね。


何はともあれ、せっかく便利な呪文を教えていただいたのですから、
ダーマ神殿に行く前にちょっと今まで行った場所一周してこようと思う。
消費MP0のルーラなんて寄り道しろと言っているようなものじゃないか…!

さて、どこから回ろうかね。


「リッカの宿屋で Wi-Fiショッピング ってのがあるって 聞いたんですケド。 ほりだしモノ 見つけにいかない?


ちょ……お姉さんったら、ずっと一緒にいた気がするのに一体どこからそんな情報を……。
じゃぁ、そういうことならまずはセントシュタインに戻ろうか。


*


リッカの宿屋に入ると、カウンターには新しく緑のドレスを身にまとったお姉さんが。


「はじめまして くろまめさま。 わたくし 世界宿屋教会より まいりました ロクサーヌと申します。
本日は くろまめさまに Wi-Fiショッピングの ご案内にまいりました。



これはこれは、ご丁寧にどうも。


「ショッピングを ご利用になるには Wi-Fiコネクションに 接続できる環境が 必要になりますが……
いかがでしょう。 くわしい ご説明を お聞きになりますか?



じゃぁお願いしまーす。


「まあ。 さすが 聡明でございますわ。 では さっそく……。


……今、さらっと黒くなかったか。
いや、気のせいだよねたぶん。


「Wi-Fiショッピングとは 私ども 世界宿屋教会が 厳選した商品を ご提供する サービスでございます。
商品は 毎日 入れ替わり そのすべてが スペシャルプライス! お客さまに 笑顔をお届けいたします。
他にも ショッピングをご利用になると Wi-Fiコネクションを通じて クエストなどの情報を 受けられます。
いかがでしょう。 お気に召しまして? それとも もう一度 ご説明 いたしましょうか?



おお、配信クエストもここで一度に受信できるのか。
配信クエストには外伝的なストーリー物もあるって言うから、
サブキャラ及びサイドストーリー好きとしては、今後の配信が楽しみでならない。
でもとりあえず今は準備整ってないんで良いや、どうもありがとうございます。

ここで何となくカウンターの裏からロクサーヌさんに話しかけてみる。


「くろまめさま。 Wi-Fiショッピングを ご利用なら カウンターごしに お願いしますわ。
プライベートな お話は おことわりしております。



おぉぅ、手厳しい…いや、別にそんなつもりはなかったんですけど…。
たぶんコレ満面の営業スマイルで返されたんだろうな……あぁぁ怖い……!!
ロクサーヌさん世界宿屋協会に勤めてるくらいだから、バリバリ仕事できる人なんだろうなぁ。


せっかくだから、ついでに可愛い錬金釜にも声を掛けておこう。
やあカマエル、元気にしてる?


「お帰りなさいませ おじょう様。 さっそく 錬金なさいますか?


んー、まだレシピ集まってないからなかなか錬金する機会がないけど、そのうちきっとたくさんお世話になるからね。


「では わたくしを 気にかけて お声をかけてくださったと?
ううっ。 このカマエル おじょう様のような お優しい主に お使えできて 幸せでございます。



何このやっぱり可愛い生き物。

ゴメン、一度抱きしめてもいいかな。


*


リッカの宿屋を後にして、セントシュタインをぐるっと一周してみる。
ああ、いつぞやの黒馬と武器屋のご主人。馬戻ってきて良かったですね!


「どうだい? ワシのじまんの マイホースは!
黒騎士がつけた 馬装具は けっこう カッコいいんで そのまんまに しておいたぜ!



でも奥さんにお話うかがったら、エサ代がどうのこうのって何か厄介者扱いされてましたよ。
そういやこの馬装具、レオコーンの甲冑とデザインお揃いだけど、あの騎士は一体どこからコレを持ってきたんだろうか。

城内では、兵士長の帰りを待ってベッドで粘ってた例の兵士が、
その粘りもむなしく全快してしまったらしく、病み上がりの身体でひいひいと訓練中。
まぁその……頑張れ。

セントシュタインだと、あとは、装備調達の資金を稼ぐために防具屋で働いて、
いざ装備が整ったからと勇んで冒険に出発したら、モンスターに返り討ちにあって、
結局また以前お世話になった防具屋で手伝いをしてるあの「めおと戦士」二人組が地味に好きです。奥さん可愛い。



セントシュタインの次はエラフィタ。
黒騎士事件の後、フィオーネ姫がこの村を訪問したらしく、ソナおばあちゃんは嬉しそう。

魔物に麦畑を荒らされて困っている人がいるけれど、どうも現時点ではクエスト受注できないらしい。
そういえば村の外の麦畑にかかしやら立て札やら立ってたな。


―道ゆく魔物たちへ―
この麦畑は エラフィタ村民の宝。
おねげえだから あらさねえでくんろ。



かまっちとか荒らす気満々ですよね。
もうそのために生きてるって感じだもんね。


村の橋の上には、もう一度ソナばあさんとクロエばあさんのでゅえっとが聴きたいなぁと呟くおじさん。
そういえば二人にはもう一人中の良いヤツがいたらしい。
へぇ誰だろう、後から出てきたりするんかな。



次、ベクセリア。
あれ、墓場の幽霊のおじいちゃんまだおるんか。


「……なんじゃ その さっさと 昇天しろと言わんばかりの つめたい視線は!?
わしは この町の行く末を 見守る使命が あるのじゃ。 そうカンタンに 消えたりせんぞ!



ごめんなさい。

ルーフィン先生は町の子供たちに勉強を教え始めたらしい。
昼は勉強会、夜は自分の研究と忙しそうな先生。いつ寝てるんだ。


「夜は 封印のほこらの研究を 続けているんですが これが なかなか 苦労しています。
まずは あの名前をうばわれた王が 何者かを 解明したいのですが それすらも わからない。
かつて このベクセリアから 海をへだてて 東にあったという帝国が 怪しいと 思っているのですが……。
しかし この帝国に関して 記された 歴史書が おどろくほど 少なくて まったく お手上げですよ。



そうそう、あの遺跡の奥になんか石碑があったんだっけ。


名を うばわれし王よ その名とともに とこしへの闇に ねむりたまえ。


実はその横で、当の本人と思しき王様の幽霊がフラフラしてたんですけどね、
記憶を失っていたみたいだから、先生の研究の役に立ちそうな情報は得られなかったんだ、ごめんなさい。

しかし、この帝国ってのがちょっと気になる。
名をうばわれし王にしても「闇にねむれ」っていうのがひっかかるなぁ。
それほど何かやらかした王さまだったんかな。

民家のタンスをあさっていたら、春色スカートとステテコパンツが出てきました。
どう考えても私物です。

それから別の場所でネコみみバンドのレシピを入手。
ウサみみ加え、ついにドラクエにもネコみみの波が来たか……!!



忘れるところだった、最後ウォルロ村。
ニードは案の定そのダメっぷりを遺憾なく発揮し、宿屋の評判は最悪。
あー、リッカに代わって宿屋の仕事引き継ぐとか言い出したときは一応お前のこと見直したのに……。
リッカのおじいちゃんはその様子に怒り心頭。
ついに…宿王の父が動くのか……!


*


うん、とりあえずみんな元気そうで良かった、そろそろ本題に戻ろうか。
ダーマ神殿のある島には、他に入り口の開かない塔と、のどかな漁村があったけれど、
うん、まずはダーマ神殿に行ってくる。

ダーマ神殿のBGMがですね、発売前にtouch-DSで聴いてしまったんですけど、良い。
あとから弦楽四重奏のCDに収録されているアレンジだということを知りましたが、
ああ、これコンサートで聴くのが楽しみだ。

長い階段を上って神殿の中に入ると、何やらもめている様子。


「おい! いったい どうなってるんだ。 オレたちは わざわざ 遠くから 転職に来てるんだぞっ!

「んだんだ。 なけなしの金をはたいて 旅してきたのに 転職できないってのは ひどいでねえだか!

「わしゃあ メイドさんになるために がんばって ここまで来たんじゃ!
メイドさんに なるまで ここを うごかんぞいっ。



これまでバニーさんになりたいだのピチピチギャルになりたいだのと、
その飽くなき願望を叶えるべく、ダーマが登場するたびに姿を現すシリーズお馴染みのおじいちゃんがいるけれど、
時代はどうやらメイドさんらしい。

詰め寄る人々に、もう少し待ってくれないかと謝罪する大臣のような人。補佐官か何かかな。
どうも転職をつかさどる大神官が数日前から行方不明になっている様子。
そろそろ忍耐の緒が切れそうな旅人たち。


じゃあ、あの大臣さん(仮)に詳しく話を聞いてみようか。

あの、ここで転職ができるって聞いたんですが……

何?大神官がいないから無理?

そうですかわかりました、どうもありがとうございましたー。


じゃなくて、


違う違う転職をしに来たんじゃない女神の果実を探しに来たんだ。

すいません、黄金色に光る果実について何か知りませんか?


「むむ。 そういえば 大神官さまが そのような果実を 転職に来た者から 受け取っていたような……。


ビンゴ。

わっしょいなんて都合が良いんだ、まるでどこかの名探偵みたいだ!
じゃあ次はその転職を済ませた人物に話を聞けば良いわけですね。
何?確かにそんな果実を大神官さまに渡した?


「ここに来るとちゅうで 拾ったのさ。 大神官は 果物に目がないって 聞いてたからな。


大神官はその後果実を持って食堂に向かったらしい。
じゃあ次、食堂にいるメイドさん。


「この間 お昼を食べにきた 大神官さまが 持ってきました。 果物が 大好物らしいんです。
デザートに食べるから 皮を むいてくれって たのまれたので 食後に お出ししました。



はい、アウトー。


ちょ……どうするんだコレ、ここでくろまめの冒険終わってしまったじゃないか。
エェェェェ……食べちゃったらもうどうしようもないじゃないか……。

ものの5分も経たないうちに行き詰まったくろまめ。
外に出ようとするとサンディ登場。


「ここにも テンチョーいないんですケド! まったく どこに行っちゃったんだか。
でもさ。 くろまめが 探してる 女神の果実は どーも この神殿に あったっぽくない?
なんか 大神官って人が 食べちゃったくさいんですケド。
とにかく さっきの大臣っぽい神官に 果実のことを話して 大神官を 追っかけたほうが いいんじゃないの?



あぁ……まぁとりあえず追いかける価値はあるかもね……。
じゃ例の大臣っぽい神官に、大神官の足跡を辿る手がかりがないか訊いてみるわ。

何?どうも神殿の東にあるダーマの塔に向かったかもしれない?
ああ、さっきフィールドウロウロしてた時に見つけたあの塔か。
昔は転職の儀式に使われていたけれど、今は魔物の住み着く危険な場所だとか。

閉ざされた扉を開くには、扉の前でおじぎをすれば良いとのこと。
というわけで大臣っぽい神官さんからしぐさ「おじぎ」を教わったくろまめ。





かわいい。





ちょっと待って何コレ可愛い、すごく可愛い。
あのおじぎするときにちょっと内またになるのがすごく可愛い
ありがとう大臣っぽい神官さん…超ありがとう……!

そしていつものようにさっそくしぐさ連打。

ああ、この調子であと何回主人公の可愛さに悶えなければならないんだろうか。

まぁとにかく、手がかりと手段は手に入れたからそろそろ出発するよ。


「大神官は あの日 いつものように 昼食をとりに 階下へ向かいました。
しかし そこから もどってくると とつぜん なにごとかをわめいて 外へと 飛び出していったのです。



女神の果実のおかげで、すごく厄介なことになってそうだからね!


「外へと 飛びだしていったときの 大神官は いつもと ちがった様子に見えました。
なんと言いますか こう……。 チカラに 満ちあふれているような。



すごく厄介なことになってそうだからね!!


*


そうは言ったもののそろそろ火力不足を感じ始めたので、ここらで、ダーマで手に入れたレシピを元に、
くろまめ・しろはな・いんげんの持っていた鉄製の武器を、全て鋼シリーズに錬金してみる。

加えてうろこのよろい装備だったしろはなさんに鎖かたびらを購入。
うんうんよく似合う。やっぱり僧侶さんは鉄のやりとくさりかたびらのイメージだ何となく。
ここでうろこのよろいをくろまめに回せば守備力が1上がるはずだけれども、レザーマントが可愛いのでそのままに。

ささげは未だにかしの杖です。


装備を整えたところで、さっそく東に向かいます。
しかし上画面の地図見ながらぼーっと走ってるとすぐモンスターにぶつかるな。

おおお打たれ強いスライムだと思ったら新モンスターのスライムタワー!!
何だこの動き!なんで合体すると色変わるんかよく分からんけどかわええ!
あー…上の方のスライム、攻撃のときめっちゃ遠心力かかってそうだな、酔わんのかな……。
そして結構HP高い。

ここで魔法使いの必殺技を初めて見る。

ミ ラ ク ル ゾ ー ン !!

なんか一定時間MP消費0で呪文使い放題らしい。
僧侶のゴスペルソングといい、なんと便利な技。
まあ発動したターンで戦闘終わっちゃったんですけどね。


というかね、この島ね、マンドリルが出るんですよ。
おおおいっぱい追いかけてくる……!!
やっほうムーンペタからムーンブルク城に向かうまでになぶり殺しにされたあの思い出がフラッシュバァッック!!


……と思ったらそんなに強くなかった(´・ω・`)


で、さらに、魔術師も出るんですよ。
マンドリル+魔術師とか何このピンポイントな組み合わせ!!
もうここ本当にムーンぺタじゃないの。





……あ、ごめん、さっきそんなに強くないって言ったの嘘ごめん
ちょ……ゴメンゴメンホントすいません勘弁してください





マンドリルのおたけびと魔術師のマホトーンうっざい!!





ちょ…くろまめ回復間に合わんでやられたじゃないか……orz
なんか魔法使いのささげ以上にくろまめ倒れてる気がするんだけど何故なんだ…!


……ああ、あと、かまいたちも出るんですよ。
わーお前もDQ4以来だよな!久しぶり!!


……って倒したら、


消滅する竜巻


ずっと謎に包まれていたかまいたちの下半分


……割と普通だった(´・ω・`)





【ダーマの塔】 くろまめ:たびLv13/しろはな:そうLV13/いんげん:ぶとLv12/ささげ:まほLv12


扉の前でおじぎをすると、あっさり開く扉。さぁ中に入るぞ。
いやぁ今回初めての塔ダンジョンだよ!BGMのせいもあってテンション上がるね!ホウ!ホホウ!!

外見とは裏腹に、意外とこじんまりしている内部。
おおおくさった死体が下から出てくる!!
ああさまようよろいはやっぱり脅威だなぁ…!

そんなこんなで割と普通に最上階到着。

大神官の姿は見えないけれども、目の前にはすごく怪しい…鏡?浮いてる?

どういう仕組みかよく分からんが、ご丁寧に階段が続いているので突入。


中に入ると、魔法陣の中央に大神官と思しき人影。


「すべての職業を知り すべての職業を つかさどる 大いなるチカラよ!
今こそ 我に……むっ?



ここで入ってきたくろまめに気付いた様子。


「何者じゃ……。 ここへ入りこむなど ただの迷い人ではないと見える。
じゃが わしのジャマをすることは 許さぬぞ……。
わしはチカラを 手に入れたのじゃ。 このチカラがあれば わしは人々を よりよき道へ 導くことができる……。
わしは ダーマの大神官として 人々のため ここで祈り さらなるチカラを 手に入れるのじゃ!!
今こそ 我に チカラを! 我に 人々を導くチカラを 与えたまえーい!!



与えたまえーい!!

あれ?なにごとかわめいて出て行ったとか聞いたから、
ちょっとまずいことになっているんじゃないかと思ったら、言ってること意外と普通だ。

大神官の叫びに答えたかのように光が射すと、


「おおお チカラが……。 チカラが 満ちてくるぞ……。


大神官の身体を取り囲むドス黒いオーラ。


な なにごとじゃ。 身体が……。
この身体は なんじゃ……。 これは まるで バケモノ……ぐうっ。
黒いチカラが あふれて……。 ちがう……わしは こんなチカラを 求めていたのではない!



黒いオーラが弾けたかと思えば、


「クッ……ククク。 そうか このチカラで 人間どもを 支配すれば よいということか。


中から現れたのは異形の怪物。

あ、ちょっとばかりヒゲと神官帽の名残がある。


「我は これより魔神ジャダーマと名乗り 人間どもを 絶対の恐怖で支配すると ここに ちかおう!
ちょうどよい。 キサマ相手に このチカラを 試してくれよう。
さあ……。 恐怖に おびえる姿を 我に 見せるがよい!!



そのネーミングセン(略)


■VS魔神ジャダーマ くろまめ:たびLv13/しろはな:そうLv13/いんげん:ぶとLv13/ささげ:まほLv13

あ、よく見たら前掛けの名残もある。
そしてモデル立ち…!!





……





全滅する……。





何コレ痛い、こうげき痛い、いなずま痛い、バギ痛い…!
あああ呪文痛恨初めて見たよ!!痛いから!痛いからやめて!!


もうダメだ……。


相手はスカラでガッチガチで、

なんか知らんがルカニも効かない、

攻撃呪文が頼みなのに、

そろそろささげのMP切れる、

ついでにはなさんのMPもない、

回復できない、

みんな今までありがとう……

そして、さようなら……





……あああああああああ!!





ミ ラ ク ル ゾ ー ン !!





アーーーー!





きったあああ!ミラクルゾーンきたあああああ!!





うおおおおおおおお頑張れ!!頑張れささげ!!


粘れ!ヒャドで粘れ!!





会心きたああああああ!!倒したああああああ!!





(´;ω;`)ブワッ





ありがとう、ささげありがとう……

武器かしの杖のままでゴメンね…
いやこれからもお前の武器を買うつもりは無いんだけれど、
せめてこれからは、防具だけは最優先にするからね……





「オオオオ……我のチカラが! チカラが 消えていく……。


ああゴメン、熱くなりすぎておっちゃんのことすっかり忘れてた。


「うう……。
わしは ここで何を……? そなたは 何者だ? なぜ ここにいる?



だってあなたが黄金の果実を食べちゃったって言うんだもの。


「……光る果実を 求めて?
そうじゃ! わしは光る果実を食べた。 そのあとは よく おぼえておらん……。
おぼえているのは 自分が自分で なくなっていく恐怖だけじゃ……。
なんと……。 わしは 魔物の姿となり 世界を支配しようと していたじゃと?
そなたが わしを救ってくれたのか。 そうか……。



うつむき、よろよろと異空間を出て行く大神官。


「ああ ダーマ神殿に 帰らなくては。 転職を待つ人々が わしを 呼んでいるのが 聞こえるのじゃ……。


大神官が去ったあとには、


女神の…果実……?


「ちょっ これって 女神の果実じゃん! 大神官のおっさんに 食べられちゃった はずなんですケド?


ちょ……ど っ か ら 出 て き た 。
エェェェェ大丈夫なのかソレ……!!


「ま いいか。 くろまめの 探してるモノが 手に入ったんだから ここは よろこぶところよね。


いや、あんまり良くないけど……ああ喜んでくれるの?それはどうもありがとう。


「それにしても 人間が果実を食べると ロクなことに ならないんですケド。 あー やだやだ。
ま それはそれとして アタシたちも もいちど ダーマ神殿に行ってみない? 転職っていうのにも キョーミあるし。



そうだね、じゃあギリッギリ残ったMPでリレミトー。


塔から出て即ルーラすれば良いのに、
フラフラのままうっかりフィールドウロウロしてマンドリルに撲殺されそうになったけれども、
無事ダーマ神殿到着。


「おお そなたは くろまめどの! ダーマの塔では 世話になった。
……いったい あの果実は なんだったのじゃろうな。



すいません、ウチの落し物です。


「わしは たしかに 人々をよりよい道へと 導くための チカラを求めていた。
あの果実は そのチカラを 与えてくれたのかもしれないが わしは そのチカラに おぼれてしまった……。
あの果実は 人が食べては いけないものだったのじゃろう。
そなたが 止めてくれなければ わしは 世界をほろぼしていたかも しれんのじゃからな。



よく分からんが、とりあえず女神の果実がもたらすチカラは人間には制御できないってことか。
それにしても世界樹のチカラが宿った果実の割に、えらく真っ黒なオーラが出ていたわけですが、
本当に大丈夫なのかアレ……。


「魔物となった あの時。 わしは 世界のひとびとの心に 不安が満ちているのを 感じた。
この世界に なにが起こって いるのか わからぬが……。
このダーマ神殿にて 新たな道を えらびし者たちがいれば 案ずることはないと わしは信じる。
さあ そなたも決めるがよい。 おのれの進むべき道を。 では おつとめに まいろうか。



さあ新たな道を選びなさいな流れのところ誠に申し訳ないのですが、
今のところ特に困ってないので転職は別にいいです。

というか今回キャラを強くしようと思えばいくらでも強くできるから、
そういう育成はクリア後でいいや、あっさり勝てたらつまらんし。
ちょっとスキルポイント稼ぐのに転職するくらいで、たぶん最後まで今の職でいきそうだなぁ。
行き詰まったらその時はその時で。


大神官が戻ったことで、にわかに活気づく神殿内。
バトルマスターと魔法戦士の転職用クエストが受注できるみたいだけど、
あー今上級職別にいいです、なんかそのクエスト面倒だし。


「人の親切を ことわるなんて あ~らら かわいくない子だな。 キミ 後悔しても知らないよ。


スカリオさんのキャラは個人的にすごく好きだ。


そういえばメイドさんになりたいおじいちゃんはどうなったかな。


「大神官が もどってきたというので さっそく メイドさんにしてくれと たのんでみたんじゃ。
なのに あのクサレ神官め。 わしは メイドさんにはなれぬと 言いおった!
やはり アレか? 先に ご主人さまを見つけねば ならぬと いうのかのう。



あーきっとそれだよ、頑張ってなおじいちゃん。


*


さて、無事一つ目の女神の果実を回収したので、一度長老さまに報告してこようと思う。
関係ないけど天使界に戻るときは、なんとなく装備を天使装備に戻したくなる。


「守護天使 くろまめよ。 よくぞ ぶじ 天使界へ帰った!
……おお! そっ それは 女神の果実!? でかしたぞ くろまめ。
いったい どこで 女神の果実を 見つけたのだ。 くわしく 話してくれ。


「なんと……。 女神の果実には 食べた者の願いを かなえるチカラが あるというのか。



え?


ちょっと待ってそんなに綺麗にまとめられる話でしたっけ?


そうかーなるほど、願いを叶える果実と考えれば良いんですね。
叶えるにしても、願いの解釈が斜め45度向いてた気がするのだけれど……!



「そして やはり 女神の果実のチカラで 人間界が そのような さわぎに。 ……まずいぞ くろまめ。
もし 女神の果実のチカラが 地上に 知れわたれば 悪用する者も 出てくるやもしれん……。
これは ますます 急いで 女神の果実を 取りもどさねばならん。
くろまめ。 おまえだけが たよりじゃ。 女神の果実を さがしだし かならず 天使界へ もちかえるのじゃ!



完全に天使界を襲った邪悪な光の原因とか放置ですよね!
まあ、あれから特にそれらしい動きもないからなぁ。
とりあえず女神の果実が予想以上に危ない代物だということが分かったので、引き続き回収してきますノシ


おや、そこにいるのは私が勝手に主人公と同い年ぐらいだろうと思っている金髪天使A。


「くろまめの 天使のチカラは もどらなかったのか……。
でも どんな姿に なっても くろまめが オレたちの 仲間だってことに かわりはないさ。



うん……ありがとう!


(プレイ時間 14:16)




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