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DQ9プレイメモ-その9 「いつの間にか DQ7」


DQにおける船のBGMって、ホント名曲ばかりだと思うのですよ。
DQ5だと幼少期は船の場面から始まるし、
DQ6ではミレーユさんと出会う船着場の場面で流れるから余計に印象に残るのかもしれない。
船を手に入れて世界がぶわっと広がった時のあの高揚感を、BGMが一層掻き立ててくれるんですよね。

そういうわけで、今回の船のBGMはいったいどんな感じなのだろうかとワクワクが止まらないわけですよ。

……と、思ったら

ちょっと待て、このイントロ聴き覚えがあるぞ…?



アーーーーー!



DQ4キターーーーー!!!



エンディング並の壮大さを誇る船の曲キターーーー!!!!



過去曲の利用は教会BGMくらいかと思ったら、まさか船の曲にまで至るとは……。
「海図を広げて(DQ4船BGM)」と言えば、私初めてDQコンサートに行ったのが08年2月のDQ7福岡公演だったのですが、
その時アンコール曲として「海図を広げて」を聴くことができて感動しました。DQ4の音楽はストリングスが良い…!
で、その年の夏に京都でもDQコンサートが開催、しかも演目がDQ5だということで当然のごとく足を運んだわけですが、
その時のアンコール曲も「海図を広げて」で、それからDQ9へのこの再録。

もうね、すぎやんがこの曲大好きだってことは良く分かった。

ちなみにDQ9発売後、09年8月のDQ9コンサートin京都も聴きに行ったのですが、
すぎやん曰く「DQ9には過去のDQシリーズの曲がいくつか使われているんですよ」ということで、
その時のアンコール曲も「海図を広げて」で。

…………

まさか3回DQコンサートに行って、

3回ともアンコールに「海図を広げて」を聴くことになるとは思わなかった。




前置きが長くなりましたが、そんなこんなで船は出港。
ひとときの船旅を楽しむ(たぶん)サンディとくろまめ一行。


「それにしても まさか 人間の船に こうして お世話になる日が 来るなんてねー。
さあっ こんどは 新大陸! パッパと この調子で 果実を回収しちゃおうね くろまめ。
アタシも とっとと テンチョーを 見つけなきゃ。



ゴメンあらかじめ謝っておくけれど、パッパとは行かないと思うわ。テンチョーさん早く見つかると良いねぇ。


*


「さあ 着いたぜ。 ここが東の大陸。 この船で 来れるのは ここまでさ。
世界中を 自由に旅したいのなら 自分の船でも 持つことだな。



無事新天地に到着、漁師さんに感謝感謝。
それにしても自分の船…なんと甘美な響き。何でも花の町と呼ばれるサンマロウには立派な船があるとか。
船入手イベントは毎回燃えるなぁ、楽しみだ。

他に「エルシオン学院」と「カラコタ橋」という2つの地名を耳にしたのでメモメモ。
カラコタ橋では天から落ちてきた不思議な果実を拾った人がいるらしい。
早速ビンゴ。きっとそこが次の目的地というわけですな。


「きっと そいつは 天使さまが お召しになる食べ物ですよ。いったい どんな味が するんでしょうな。


今回は食べられていないことを願っている。


*


いよいよ新大陸!どんなモンスターに出会えるのかワクワクが止まらんわけですよ。

とか言ってたら



リカーーーント!!



ベテランが早速のお出ましだよ!

あああ目の前を走っていく!!うわー超久しぶり!!
メーダと違ってお前はモンスターズにも出てないからなぁ。
というかしっぽ!ピョコピョコ揺れるしっぽがたまらん(*´Д`)ハァハァ
まさかリカントを3Dで拝める日が来るとは…、ありがたやありがたや……。

おお、なんか黄色もみじの集団が出てきた。
イチョウを自称しているがウソこけwその形はどう見ても掌状葉だろww
そしてあれよあれよという間に仲間呼び。
単体でもなかなかの気持ち悪さだが、これだけ一列に並ばれるとさすがに威圧感あるな。

…おおお!?イチョウの仲間呼びで黒タヌキ来た!!
何かよく分からんけどカッコ良い!眼の周りの模様が無駄にカッコ良い!ニンニン!!

あーしびれあげはの攻撃音ピヨピヨしてて可愛いなぁvv


ひと通りモンスターと戯れたところでようやくカラコタ橋に到着。


*


【カラコタばし】 くろまめ:たびLv16/しろはな:そうLv16/いんげん:ぶとLv16/ささげ:まほLv16


なるほど、橋を中心として川の両側に町が形成されているわけだ。DQ4のリバーサイドみたいな感じか。
早速橋を渡ろうとすると、おや、途中に誰かの影。


「……いない。この町にも。


アレ?あのフードを被った女の子の幽霊、以前とうげの道ですれ違ったコだよな。ここでも人探し?
と、くろまめの存在に気付いたらしい彼女。


「まさか……。


何か思い当たることでもあったのか、くろまめの元に駆け寄りしげしげと顔を覗き込む幽霊。


「……ちがう。ちがうわ。
……どうかしてる。 旅人を 天使と 見まちがえるなんて。



寂しそうに首を振ると、そのままくろまめの来た方へ去って行く彼女。
また事情を訊きそびれてしまったなぁ。まぁあっちも自分の姿が見えてるとは思ってないのかもしれんけど。
それにしても今「天使」って言ってた?
見たところ人間の女の子の幽霊だと思うんだけれど、あの口ぶりだと天使の姿を見たことがあるんだろうか。
まぁどうせまた会うことになるだろうし、その辺は追々明らかにされてくるんだろうな。


さて本題に戻りまして、女神の果実の拾い主を探さなければならないわけですが、
その前にまずは新しい町に着いたら恒例の行事、武器屋防具屋チェック!



…………



ちょっと待て



ストロスの杖がww買えるwwww



DQ5では女の子専用の装備で、ストーリー的にも重要すぎるアイテムが、

個人的にDQ5では天空の剣と対になってると思っている重要装備が、

キングオブオーシャン略してK.O.O.が、



店で売ってるwwwwww




しかも安いww3150Gwwww



…………ふぅ。

まさかストロスの杖が再登場するとは……。
しかもいつの間にか量産体制が整っていたとは……。
何だろうなこの嬉しいけれど寂しい気持ち。
うん…悲しいなぁ……悲しいなぁ…………(´・ω・`)



いやぁ、予想外の邂逅を果たしてしまいましたけれども、
どうしようかな、このまま探索を続けるか、一旦橋を渡って向こう岸のフィールドをウロウロしてみるか。
まぁ道が続いている限り、行ける場所にはとりあえず行っておくのがポリシーというものだ。
例え攻略チャートから外れたせいでちょっと強い敵が出てきたりなんかしてボコボコにされちゃっても、だ!


*


と、いうわけでいざカラコタ橋の東へ。

おっと、あの青いモフモフした尻はもしかして…


ゴートドン!!


うおおおボミオス!ボミオス!!
いやぁたまりませんなぁ、この躊躇無い突進。カラコタ地方最高!



!!



今何かが画面の端をかすめて行ったような……



あああああああ!





お お く ち ば し !!





おおくちばしが…おおくちばしがおる……。



落ち着け、今目の前にいるのはまぎれも無いおおくちばし…!何だコレ嬉しすぎる……。

DQ3からの復活組にゴートドン系とぐんたいガ二がいるのは発売前から画面写真で確定していたから、
もし後ここにおおくちばし・デッドペッカー・アカイライが加わってくれればもう何も言うことはないなぁ……

……とか夢見ていたところへの眼下に広がるこの光景ですよ。

いや、出そうだとは思ったけどまさか本当に出るとは……。
ありがとう、ありがとうどこかの優しい人。
あーヤバイ、3Dのおおくちばしヤバイ…もうここで冒険終了しても良い……。


アレ?


そこにいるのはもしかしなくても



モアイ?



おおおお、モアイ!!DQ7のビッグモアイじゃないか!!
ちょwwお前何でここにいるのwwww相変わらずその身体で浮遊してるんだな、すごいな!
って言うかお前もうちょっと後の方に出てくるモンスターじゃなかったっけ?こんなところでフラフラしてて良いの?
おおお攻撃受けたときの眼の見開きっぷりが良いなぁ!

うわぁ、この再登場は完全に想定外だったわ……!!
これで今回はゴーレム・モアイ・うごくせきぞうと、大型石像モンスターが揃い踏みというわけか。


道はさらに南下を続けて、やってきたのはお花畑。再びモンスター層がガラリと変化。
サンマロウは花の町と聞くぐらいだから、地図に見えているアレがそうなんだろうか。

お、アレは噂の新モンスター、タイガーランス。こっちにはシールドこぞうの色違いビッグフェイス。
うん、そろそろヤバイかもしれん。ここはなるべくモンスターをかわしつつ町まで突っ走る作戦で行こうと思う。

……って、出たなピンク玉。
ちょっと待てこれモーモンの時の経験からして絶対追いつかれるだろ…!
ぎゃああああエンカウント!!そしていつの間にかくろまめとはなさんがやられとる…つД`)
エェェ正直このピンク玉にここまでやられるとは思わなかったぜ……ちくしょう可愛い顔と体色のくせに!!

うん、今なら自信を持って言える、コレはヤバイ。
セントシュタインにおけるタヌキの悲劇を繰り返さないためにも、ここは町へと猛ダッシュだ。


そぉぉぉい!!


いや、キメラの翼使えよと言われればそれまでなんですけどね。でもせっかく目の前に町があるのだから満身創痍でもたどり着きたいじゃないですか。

とりあえずどうにかサンマロウ到着。


*


【サンマロウ】 くろまめ:たびLv17/しろはな:そうLv16/いんげん:ぶとLv17/ささげ:まほLv16


主人公が棺桶に入ってたら、初めて町に入ったときのムービーが先頭のキャラになるのか。
とりあえず教会に駆け込み、2人を生き返らせてから適当にフラフラ。


「花の町 サンマロウへ ようこそ! まあ。あなた 旅人さんね。 なら 自分の船が ほしいんじゃない?
この町にある りっぱな船なら 世界中 どこへだって 自由に旅が できるはずよ。
ね? ほしいでしょ? ほしいわよね。 だったら マキナおじょうさまの お友だちに なるといいわ!



何故かずいぶん押し付けがましいけれど、こちらも自分の船を手に入れたいのは確か。
船を所有しているのはこの町の大商人で、その一人娘の名がマキナというらしい。
でも友だちになったら船が手に入るってどういうことだ?
まぁサンマロウにもルーラで行けるようになったことだし、こちらのイベントを先に進めるのも何なので、
お店だけぱぱっと見て帰ろうか。

おー!この町は店がたくさんあるんだな。
何この防具屋という名の靴屋、商品充実しすぎだろ。

わーバトルフォーク売ってる!
良いよなぁバトルフォーク。DQ8で8主に装備させて後姿をニヤニヤと眺めていたよ!

ちょ、ねこみみバンド性別制限無いのかよww良いのかそれでww
この調子だとうさみみバンドも制限無さそうだな、今までは女性専用だったけど。

ひと通り見たところで銀行の10000Gと所持金3000Gを久々に放出することに。
武器優先でくろまめにカメのおうぎ、いんげんにはやぶさのツメとけんぽうぎ上。
いんげんがけんぽうぎ上+皮のこしまきでますます怪しいことになる。

ついでにダーマの宿屋で受注した魔法使いのクエストをクリア。
御礼にまじょの服とまじないしの服の魔法使い専用装備をもらったので、早速ささげに装備。
ささげが真ん中スースーして寒そうな感じになる。


*


それではひと通り装備も整ったところで、そろそろ本筋に戻りますか。
カラコタに帰って探索の続き、そういえばまだ武器と防具の店しか見てなかった。
おお、この洗濯ロープの上渡れるのか。あっちのテントは何だろ。


「オレの名は キャプテン・メダル。 世界中の 小さなメダルを 探しもとめる 風来のメダル王さ。


ちょ…変な人がいる!!

変なコスプレの人がいる!!

ああ、この人が今回のメダル王的役割を担っているのか。メダル王的っていうか一応メダル王自称してるけど。
メダル王女、メダルにゃん、そしてこのコスプレしたおっちゃんと、なんかDQ8辺りから変り種で攻めてくるな。
ちょうど10枚集めていたので、早速とうぞくのカギとしっぷうのバンダナに交換してもらう。

……ってか今回とうぞくのカギ、メダルの景品なのかよ!!
てっきりDQ8のように錬金で作れると思って、
アレー?ナイフとクギとかそんな感じじゃなかったっけ?
……とかいうウロ覚えな記憶でかなりの回数試行錯誤したこっちの時間を返せwww

次は13枚でバニースーツがもらえるらしいが、バニースーツ…だと…?
今回装備に上下の概念があるから、いったいどんなデザインになってるのかニヤニヤが止まりませんなぁ。

この橋は流れ者の集う場所らしく、
町の中には酒代と引き換えに神父の職を売った飲んだくれ神父やら、ぼったくりの道具屋やら、
人に騙されて身ぐるみ剥がれた男やら、金で神父の職を買った男やら……

って、何だこの教会。およそ似つかわしくないような人物が身構えているんだけど。


「さあ 言いな。 ここは 教会だ。 用があるから 来たんだろ?


どうも前から神父をやってみたかったとのことなので、とりあえず冒険の記録をお願いしてみる。


「へへっ…… それじゃ オレに これまでの行いを 洗いざらい話してもらおうか。
そいつを この冒険の書に 記録しちまうが いいんだな?

>はい

「よーし! よし! ちゃんと書いたぜ。 ぜーんぶな。
それで? あんた まだ 冒険を続けるつもりなのか?

>はい

「それじゃ あんたが 今日も一日 生き永らえるよう 神さまに 祈っといてやるぜ!



おお、それはどうもありがとう…なんだこの神父可愛いな…!
楽しそうで何よりだよ!記録する時とか超得意げだよ!

橋の下には、元はお城のコック長だったという人物が。
なんでもワガママな女王に愛想をつかせて城を飛び出してきたらしい。


「そいつの料理は ヤベえぜ。 ほっぺたが 落ちるどころか くつしたに穴があくほど うめえ!


うん、とりあえずヤバイくらい美味しいということはわかった。
ところで、表で焚き火にあたっているおじいさんが何とも寒そうなんだが。


「ううっ さむいわ! 火が弱すぎる。 もう もやせる物なんて パンツくらいしか…… おっ?
あんた なんか もえそうな物を 出しんさいよ。 お礼なら バッチリするぞ?



またパンツかよ!!

なんでDQ界では火にくべる物ランキング、マキの次がパンツなんだよww
その最終手段に行き着く前にもっと他に何かあるだろwwww
いやでもどこかのふきだまりの町と違って、じゃあお前パンツ脱げと言われないだけ良いのか。
あの辺りのやりとりはマリベルさんの反応が面白かったww

さてさて、燃やせるような物でしたよね。実際に燃料に使われているものといえば、もうコレしかないでしょう。
拾ってからだいぶ時間も経ってるし、ふくろの中で適度に乾燥しているのではないかと。


つうまのふん


「なっ うまのふんじゃと? あまり気が すすまんが…… ええい それっ!


ちょw専用のセリフが用意されているとは思わんかったww
いやしかしDQ7でもメイドさんにアイテムを渡すイベントでうまのふん専用のセリフが用意されていたぐらいだもんな!
ドラクエのそういうトコ、キライじゃないぜ…!!


「うっ く くさっ…… しかし……


あたたかい…………。


「いや ごくらくじゃ。 ありがとうのう。 ほれっ。



そしてお礼は1ゴールドっていう…まぁ売値に見合ってるからちょうど良のいか。
おじいさんがあったかそうで何より。

肝心の女神の果実探し。
拾ったという人物を訪ねるともう既に物々交換をしてしまったらしい。


「へへへ 見てくれ この皮のくつ。ひろった金ピカ果実と 交換したんだ。 ピッカピカだろ?心はずむだろ?


隣の人は、あっちの金ピカ果実のほうがずっといい物に思えたんですがねーとか言ってるけれど、
彼の身の安全を考えると、たぶん皮のくつを選んで正解だったと思う。

黄金の果実は巡り巡って最終的にビタリ山のふもとに住むラボオという人物の手に渡ったとのこと。
以前はちょくちょくカラコタに来ていたのに、最近顔を見ないというのが少々気に掛かるな……。
ともあれ、次の目的地はビタリ山ということで、出発進行ー。


*


そういや一応女神の果実を1つ回収するごとに天使界へ報告に行くことにしていたので、
ビタリ山へ向かう前に一度オムイさまの元を訪ねておこうかと思う。
まぁオムイさまのセリフ変わらないんですけどね!こう、気分的にね!
ついでに久々の天使界をウロウロ。あ、記録管理のお姉さんこんにちは!


「どうでした? 人間界は。 他の 天使たちにも 会えましたか?
え? ラヴィエルという天使に 会ったですって!?



うわ、びっくりした…そこそんなに驚くところなのか。
会いましたよーラヴィエルさん!何かこちらのこと知ってる風だったけれど。


「変ね……。 聞いたことない名前だわ。 どこか 別の世界の天使かしら……。



……



ちょ…え……どういうこと?


*


さて、いよいよビタリ山に向かいますよ。
どうも件のラボオというおじいさん、石の彫刻家らしい。
ふもとの山小屋を覗いてみるも、そこにラボオじいさんの姿は無し。
代わりに一冊の日記を発見。


机の上に 日記が置かれている。 くろまめは 日記を読んだ。

……遠い昔。 私は 泣く恋人に 5年で戻ると 言い聞かせ 修行の旅に出た。
私は ひたすらに彫った。 気づけば 約束の5年など とうに すぎていたが 気にも とめなかった。
けれど ようやく 故郷の村に戻った 私が 目にしたのは すでに 他の男と結婚した 彼女の姿だった。



ああ……この人きっとこの時すごく後悔したんだろうな……。
なんであの時修行の旅を止めなかったんだろう、もう少し早く戻らなかったんだろうって。
修行にのめりこんでいた時は気付けなかったんだろうな。そういうもんだよな……。


……すべては 過ぎ去った話。 この老いぼれが 若かったころの話。 だが それでも……。
……私は 北のビタリ山へ 行く。 終わりまで あと少し。 この山小屋には もう戻らないだろう。



終わりまで、あと少し…?
何にせよ女神の果実の行方を追うにはビタリ山を登るしかなさそうだ。というわけで登山開始。
入口でレンジャーの転職クエストが受注できるみたいだけれど、とりあえず保留ということで。


【ビタリ山】 くろまめ:たびLv17/しろはな:そうLv17/いんげん:ぶとLv17/ささげ:まほLv16


私の名は ラボオ。 私の想い 人生のすべてを この山に残す。


お、スマイルロックだ!動き意外と速いww
そして中が赤い…!おおお温度高そうだな…コイツは爆発しないと思うけど怖いな…。
そう言えばDQ7ではリートルードの辺りで出てきた覚えがある。何?お前彫刻とか好きなの?

うおお今モアイに足が生えてるように見えたけど、向こう側にいるささげの足だった、びっくりした。


私の名は ラボオ。 千の石をくだき 万の のみを打った……。
だが 私は年老いた。 残された命も 長くはない。
この山の頂上に 残すものは 私の 最後の作品に なるだろう。



さっきチラッと見えた緑色のもさもさは何だ。
あーじんめんじゅか!相変わらず良い動きをするなぁ、かわええ。

ちょ…なんか人が倒れているんだけれども…!何コレ何があったの!?
……と思ったらクエストかwびっくりさせないでくれww
特やくそうを渡してあげたら御礼に宝の地図をもらった。
おーコレが噂の宝の地図か。この話が一段落したら早速探してみるか。


ここは 我が墓。 私の 眠る場所。 帰らぬ日々と 共に。


そうこうしているうちにどうやら山頂に着いたようですが、果たしてこの階段の先に何が待ち受けているのやら。
……もしかすると、もうラボオじいさんは亡くなってるのかもしれないな。
女神の果実がおじいさんを巻き込んでいないことを願いたいが、まぁ何はともあれここは階段を登るしかあるまい。


……って



アレ?これって……



エラフィタ村じゃないか?



ああ…村のおじさんが言ってた、ソナさん、クロエさんと仲の良かったあと一人って、もしかして……。
でも本物のエラフィタ村と違うのは、


すべてが 石で できた 大きな木だ。


木々も人も建物も、全てが石で作られた彫刻だということ。
そういえば本物のエラフィタ村でも、クロエさんの家の前にヘンな石が置いてあったな……。

なんだろう、今すごくDQ7をプレイしていた時の、あの何とも言えない気分に包まれているのだけれども。
ちょうどグリンフレークの辺り、それも過去のリートルードから橋を渡って行けるその後の世界。
リンダのその後を知って、ギュイオンヌの丘の上にペペを連れて行った時の、
あの時のやるせなさだなぁ、コレは……。


建物の扉はどれも彫ってあるだけの飾りだけれども、その中に一軒だけ中へ入ることのできる民家。
本物のエラフィタ村ではちょうどクロエさんの家に当たる建物。


恋人たちの 彫刻だ。 手には 料理の入った皿を持っている。 どうやら食事の準備を しているようだ。
ふたりの表情は どこか さみしげに見える……。



そうか、ラボオじいさんの愛した女性って……。
ああ、だからあそこの本棚に「月刊 石の友」が置いてあったのか……。

家の中を見回すと部屋の片隅に一匹のスライム。何か事情を知ってると助かるんだけど。


「プルプル…… 君だれ? どうして ここへ来たの?


ラボオじいさんを探してるんだけど、何か知ってたりしませんか?


「ラボオじいさんは ずっとここで ひとりで 彫刻をほってたんだ。
何年も 何十年も かけて この町を完成させて じいさんは 死んじゃった。



そうか…やっぱり亡くなってたのか。


「ラボオじいさんはね。 最期に カラコタで買った とても きれいな果実を食べたんだ。
たった一度の ぜいたくさ。 じいさん その時言ってた……。
この町は 自分のすべて…… だから どうやったら いつまでも 残せるだろうかって……。



ああ、女神の果実のチカラを悪用する者が出てくるやもしれぬとオムイさまは仰っていたけれど、
ダーマの大神官にしてもオリガのお父さんにしても、
みんなきっかけは純粋な願いだったんだよな。


「でも あれから……


ラボオじいさんも純粋にこの町の行く末を願っただけなんだろうけれど、
前の2個の果実が導いた結末がアレだっただけに今回も悪い予感しかしない。


「きっ 来た!
あれから なんだか 怖い音が 外から聞こえるんだ!!



辺りを襲う地響き。
あっという間に部屋の隅に潜り込み、震えるスライム。


「プルプル プルプル……。
君は ここに来ちゃ いけなかったんだよ……!



なんかここまで来ると女神の果実のチカラを使う側ではなくて、そのチカラ自体が問題だと思うんだよなやっぱり。
他ならぬ天使たちが守り育ててきた世界樹の果実なのだから、
本当はこんな結果をもたらすような物では無いと信じたいのだけれども、
うーん、やはり人間が触れてはならない物ってことなんだろうか。

考えていても仕方がないので、さっさとこの町に起こっていることを確かめに行きますよっと。


「わッ!!!


家を出たサンディとくろまめたちの前に現れたのは、巨大な石の怪物。


「だれだ……。
ラボオ…… では ない。 ならば………
我は 番人。 この地を荒らす お前を 許しはせぬ……!



■VS石の番人 くろまめ:たびLv17/しろはな:そうLv17/いんげん:ぶとLv17/ささげ:まほLv17

いきなりボス戦来ると思わなくて回復忘れてた上になんか色々と危なかったけれど、どうにか勝てましたよ。
そうか、町を残したいと言う願いに対して果実が与えたのは、石の町を守る番人だったっということか。


「何? 今の? ちょー びっくりしたんだけど……。


サンディー!後ろ後ろ!!


「くろまめ! 今の おじいちゃんて もしかして……!


建物脇の階段へと姿を消す老人の幽霊。
スライム曰くラボオじいさんの柩は地下にあるとのことで、早速追いかけてみる。

家の地下に横たえられた柩、その上にたたずむ老人の幽霊。


「すまなかったね 旅の人よ……。
どうやら あの番人は 私が 不思議な果実に この地の平穏を 願ったばかりに 生まれたようだ……。
だが あれは 私の本意では なかった。 これで ようやく 私の 小さき友人も 安心できるだろう。



あのスライムはずっとここでラボオじいさんがノミを振るう姿を見てきたんだろうか。
ああ、あの子はどれだけおじいさんの癒しになったことだろう。


「私は 帰れぬ故郷の地を…… 手に入らなかった 大切な物を ここに 作りあげたのだ。
そう…… この地は 幻影。 老いぼれの見た 最後の夢。 だが それでも……。
クロエ…… 私は これで 愛する君の元へ…… 故郷エラフィタに 帰ったのだ……。



青い光に包まれ消えていくおじいさん。
そのあとに残された女神の果実。これでようやく3個目か。


「そっか…… 思い出した。 ここって 黒騎士さわぎのときに 歌を聞きにきた エラフィタ村なんだ。
あの村が ラボオっておじいちゃんの 故郷だったんだね……。 それを 何十年も かけて……。



ラボオじいさんは、この石の町が決して失ったものの代わりにはならないことを知りながら、夢であることを知りながら、
それでもその夢を見るためだけに彫り続けて、そうしてようやく得られた幸せの中で死んでいったのか。
もろく儚い幸せだけれども、それでも良かったんだな。


でも……


「でも このことを知って おじいちゃんの 元カノは どう思うんだろう?


あの時約束を信じてずっと帰りを待ち続けたクロエさんが、この話を聞いたらどう思うだろうと考えると、
おじいさんのことを素直に見送ることができないんだ……。


「ねえ くろまめ……。 人間のすることって よくわかんないね。


うん、そうだねぇ、サンディ。


…そういえばあのスライム。
ねぇ、キミはこれからどうするの?


「ラボオじいさんは やさしい人だったよ。 ぼく 大好きだった。
だから ぼく ずーっとここにいる。 ここの番を するんだ!



*


不躾ではあるけれども、やはりクロエおばあちゃんの反応が気になるのでエラフィタ村を訪ねてみる。


「まあ。ラボオに会った? 山の上に 石のエラフィタを作って……?
おもしろいことを 言うのね。 それに あなた いったい ラボオの名を どこで聞いたの?



そりゃよそから来た若い子(外見年齢)が、いきなり昔の恋人の名前を持ち出したら驚くよな。


「ラボオ…… なつかしい ひびき。
たしかに昔 この村の生まれの ラボオという名の 青年がいたわ。 私は 彼と 恋人同士だった。
でも彼は ウデをみがくために 旅に出て それっきり この村には 帰ってこなかった。
裏切られたって 思ったわ。 私は あの人のことを ずっと待って……………………。



黒騎士事件でここに来た時は、ソナおばあちゃんと一緒に楽しそうに歌ってて、
こんな過去があるなんて思いもよらなかったな……。


「なのに…… あの人が 彫刻で エラフィタを……? そんなこと あるはずないわ。
私には とても信じられない。 あの人は この村を捨てたのよ。 私と いっしょにね……。
それに あなたの言ったことが 本当だとしても もう 今更おそいわ。 時間は 決して戻せないのよ……。



DQ9も結構鬱だなぁ…このままこういう話が続くんだろうか。

そういえば以前エラフィタを訪ねた時、盛大にノロケてくれたクロエおばあちゃんの旦那さん。
この可愛いおじいちゃんも、クロエさんとラボオじいさんのことは知っていたんだろうな。


「うんと昔の 話じゃがのう。 わしゃ クロエを 射とめるのに そりゃもう 苦労したんじゃよ。
当時 クロエには 旅に出たまま 帰らない 別の恋人がいての…… なっとくするまで 10年待ったよ。
それでも こんなに すてきな 奥さんを持てたんじゃ。 わしゃ 世界一の 幸せもんじゃよ。



色々な想いがその相手に届くことなく、このお話は終わってしまったけれど、
それでも今、クロエおばあちゃんがこの人に大事にされて暮らしているという事実を、心の底から嬉しく思う。


*


恋人たちの 彫刻だ。 手には 料理の入った皿を持っている。 どうやら食事の準備を しているようだ。

ふたりは 幸せそうに ほほえんでいる。



(プレイ時間 21:04)




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