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  • 主人公の名前はアルスです。
  • セリフ集というものの性質上ネタバレが含まれますのでご注意ください。

以下灰色はPS版・3DS版共通のテキスト、赤字はPS版のみ、青字は3DS版のみで見られるテキストのはずですが、確認不足で誤りがあるかもしれません。なお行頭を下げている箇所は会話コマンドでのセリフです。

(サイト掲載:2013.03.29)

【フィールド(現代)】

マリベル「今回は あまり 気が進まないけど……
とりあえず 砂漠に 向かいましょ……。

ガボ「こっちでも 砂漠が 復活してんだよな?
やっぱ すっげえ あっちいんだよな?

【フィールド(砂漠現代)】

マリベル「わかってはいたことだけど あえて 言わせてもらうわね。
あつい! あついわ!! も~ 日やけ しちゃうじゃない。

ガボ「うほっ 足のウラが あっちいぞ!

ガボ「うう~ やっぱ 砂漠はものすごく あっちいぞ!

【砂漠のオアシス】

マリベル「ここには 何もないわね。 アルス どこか 他の場所へ 行きましょうよ。

【砂漠の村(城で歓迎される前)】

ガボ「今日も お日さまが きもちいいなー!

マリベル「……昔の村 砂の中に うまっちゃったわけ!? びっくりしたわ。

(男性)「ここは 砂漠の民の村。 砂漠の民は 旅人を かんげいする!
すきなだけ 休んでいかれるといい。

(少年)ぼくの じいちゃんのじいちゃんの うーんとじいちゃんが いってたんだ。
このぐるぐる ほんとは ずーっとたかいとこに あったって。
ぼく ちょっと しんじられないよ。

(少年)「ぐるぐる……ぐるぐる…… 目が まわるよう!

(ネコ)「にゃおーん。

(少年)「わーい! まて まてー!

(ネコ)「フギャアア!

(女性)「うと……うと……。

(老人)「そこの地面が ふくらんでるのが 見えるじゃろ? こりゃあ 昔 家だったんじゃ。
時のながれで すっかり砂に おおわれて 今じゃ 屋根しか見えんがな。

>>看板

ようこそ いらっしゃいませ! くつろぎの オアシス すてきな 宿屋はこちら!

(宿屋)「おお このあつい中を おつかれさまです! ささ どうぞ中へ!
とはいえ こちらも 商売ですから……。

(ネコ)「ミャア ミャア。

(女性)「このあたりは 井戸があるせいか すずしくって きもちいいの。
だから ついつい おしゃべりが はずんじゃって。

(老婆)「しかし 族長さんの 息子たちにも こまったもんじゃわい。
上の3人は どうしようもない。 下の弟は ふらふらと してばっかり。
族長さんも 頭のいたいことじゃろうて。

(男性)「この りっぱな建物は 砂漠の民の族長さまの おやしき。
旅の者ならば ごあいさつ してゆくといいぞ。

(ネコ)「にー にー。

(ネコ)「ゴロゴロゴロ にゃーん。

(老婆)「広場の まんなかのツボには ふしぎなチカラが あるそうなんですよ。
なんでも 昔 女王さまから いただいたんですって。
代々の 女王さまにも ふしぎなチカラが あるそうですからねえ。

(ネコ)「ニャオーン。

(女性)「どーこ 行きやがったんだい! あの バカむすこは!? 逃げ足ばっか 早いったら!
まったく 見つけたら ただじゃおかないよっ!

ガボ「ひえー。おっかねえ!

(男性)「オロオロ オロオロ。 か かあちゃん 怒ってるよ。オロオロ。
はやく 息子が見つからないと かわりに オレが怒られちゃうよ。 オロオロ オロオロ。

(男性)「……なんだよ。 あついから ねてるんだ。 ほっといてくれよ。

(少年)「うわああっ! かあちゃん ごめんよー!! …………?
なあんだ かあちゃんじゃ ないのか。 おどかすなよ!
オレ おさら わっちゃってさあ。 かあちゃんこわいから かくれてんだ。
そういうワケだからさ しずかに してくれよ!

マリベル「男の子って どうしてこう 悪さばっかり するのかしら? ねーえ? アルス。

(同上)「かあちゃんに みつかりませんように……。 みつかりませんように……。

(商人)「はい いらっしゃい! いらっしゃい!
おや 旅の方ですね! わたしも 旅の商人なんですよ。 ぜひ よってって下さい!
いやあ こちらの店を もうけの1割で かりてましてね。
わたしが あちこちで 仕入れた品を ぜひ 見ていってください!
さて と……。

(あらくれ)「なんだよ……道具なら おもてのヤツに いいな。
むかしは マジメに 店をやってたが めんどくさくなってさあ。
今は ときどき来る 旅の商人に 店を かしてるのさ。
だから 寝てても もうかるってワケよ。 おれって かしこいねえ!

>ツボの中

ガボ「うひょっ! ツボの中って こんなふうに なってたのかぁ。 おもしれえなあ。

(シャーマン)「わしの していることが 気になるか……?
>いいえ
*「フム……。 そうじゃろう そうじゃろう。

(シャーマン)「わしの していることが 気になるか……?
>はい
*「フム……。 そうじゃろう そうじゃろう。
わしはな つりをしておる。 この 砂に糸をたらしてな。
なーにも つろうとは 思わん。 これまでも これからも……な。
それでも わしは つりをしておる。 砂に糸をたらしてな。
わしは おろかだと思うかね?
>はい/>いいえ
*「フム……。 そうじゃろう そうじゃろう。

マリベル「何よ もったいつけて! わけわかんないこと 言えば 頭いいって わけじゃないわ!!

>族長宅1F

(男性)「こちらは 砂漠の民の いだいなる 族長さまのおやしき。
失礼の ないようにな。

(男性)「見たところ 旅の者だな。 族長さまはこの奥だ。
よーく 体の砂をはらって 入るがよい。

(男性)「また 上で 族長さまの息子さんたち モメてるよ。
顔も 頭の中身も そっくりおんなし 3人だってえのに……。
どうして こう 仲が悪いかねえ?

(男性)「よくまあ 毎日ケンカのタネが つきないもんだよ あの3人も。
このちょうしじゃ あととりを 決めるのも 大変そうだな。

(ネコ)「ニャオーン。

(女性)「この おやしき ほんっと 気をつかうのよねえ。
上のむすこさん 3人に いっぺんに食事を 出さないと ケンカに なるんですもの。
もりつけが ちょっと ちがっても すぐ ケンカになるし……。
あの3人の だれかが 次の族長さまかと思うと 頭が いたくなってくるわ。

(女性)「上の3人の むすこさんは 三つ子なんです。 だから なにかとはりあっちゃって。
もうひとり 年のはなれた 弟さんが いるんですけど……。
あんまり おやしきに よりつかないのよねえ。 なんだか とっつきにくいの。

(ネコ)「ミャー ミャー。

族長「ふむ 旅の方じゃな。 はるばる よくこの砂漠を たずねて下さった。
砂漠の民は いつでも 旅人を かんげいする。 ごゆっくり すごされよ。
しかし それにしても 息子たちは……。
いや 旅の方には かかわりのないこと。 忘れて下され。

>族長宅2F

(女性)「こちらは 3バカ……いえ 族長さまの 3人の 息子さんのお部屋ですわ。
下の 弟さんは お兄さまがたが うるさいって うらの 古い家に 住んでますわ。

(族長妻)「あら! この おけしょう ずいぶん若く 見えるじゃない!
ホホホホホ!

(女性)「おくさまは おけしょう されなくても まだまだ お若いですわ。
ホホホホホ!

>族長宅バルコニー

*「だれが どう見たって いちばん カッコいいのは この おれだ!
おまえたちは そっくりおんなじ ブサイクな顔だけどな。

マリベル「……ばーか。

*「おまえら ふたりは わかってないなあ。
いちばん カッコいいのは どう見たってオレだよ!
まあ おまえらは にたりよったりの ひどい顔 だけどな。

ガボ「おんなじ顔の にいちゃんが 3人もいるぞ! どうなってんだ いったい!?

*「おれの カッコよさが わからないなんて。 しょうがない 兄弟だ。
おまえたちは 鏡に映ったみたいに そっくりだけど……。
オレの カッコよさは ネコも木からおちる くらいなんだぜ!

マリベル「ちょっと 寝ぼけてんの アイツ? つきあってらんないわ。

>族長宅・離れ

若者「こんなところへ 旅人が 何の用だ?/何のようだ?
ここは おれの部屋だ おれは おまえたちには 用はない。
宿でもないし 店屋でもない。 さあ さっさと出てゆけ。

マリベル「あの イヤーな口調。 だれかを 思い出すわね。

>>本棚

アルスは 本だなを調べた。
本だなには 世界地図や 旅行記が ぎっしりと つまっている。

アルスは 本だなを調べた。
“冒険者心得
“一
 勇気を忘れるべからず。 一、/ つねに 心 正しくあれ。 一、/ 人生とは 旅と 心得よ。

【砂漠の城(現代)】

(男性)「ようこそ旅の方! …………。

*「やっぱり そうだ!
その身なり お顔 いいつたえの とおり!
おまちしておりました! われら 砂漠の民 おまちしておりましたとも!
はやく 女王さまに お知らせしなくっちゃ!
あっ ちょっとだけ そのまま お待ちください!

(女官)「おまちしておりました。 砂漠の 救い主さま。
はるか時をこえて いつか あなたがたが 砂漠をおとずれる その時を……。
われら砂漠の民 首を長くして お待ちもうして おりました。
さあ どうぞこちらへ。

(女官)「もうしわけございませんが しばらく おまちくださいませ。
女王さまを およびして まいりますので。

(女官)「あらためて ようこそ砂漠へ おもどりくださいました。
(女官)「はるか時をこえて 砂漠を救われた旅人を おまちしておりました。
*「砂漠の民を 救い 女王さまを 救いし 旅人たち……。
*「いつの日か みなさまが 砂漠をおとずれた時には あつく もてなせと……。
*「はるか 昔 ハディート王より 命じられて おりました。
*「みなさまには 言葉ではつくせぬほどの ご恩をうけたと。
*「ようこそ 砂漠へ。
*「ようこそ 救い主さま。

(歓声)

(女官)「お静かに!

(女官)「みなさまに ごあいさつ もうしあげたいと 女王さまが……。

(女官)「はるばる この砂漠へ ようこそいらっしゃいました。 救い主さま。
砂漠の民が みなさまにうけた恩は 言葉では いいつくせません。

(歓声)

(女官)「お静かに!

(女官)「砂漠の平和と 砂漠に生きるものたちの しあわせな 暮らしは……。
(女官)「すべて みなさまの おチカラによるもの。
*「代々の女王 代々の王と すべての砂漠の民に かわって……。
*「女王ネフティスが おれいを もうしあげます。……とのことです。
*「今宵は みなさまを おもてなしさせて くださいませ。
*「国をあげての 宴。 ぞんぶんに おたのしみくださいませ。

(歓声)

(女官)「お静かに!


(女官)「どうぞ この城を みなさまの家と思い おくつろぎください。

見たこともないような ごちそうと とびきりの酒/おいしい飲み物 宴は 明け方まで つづいた。
だれもが アルスたちの訪れを 心からよろこんでいるようだった。
食べきれないほどの ごちそうと 歌や 踊りを アルスたちは 心ゆくまで 楽しんだ。
そして 次の朝……。

>城内B1F

(女官)「よく お休みでしたね アルスさま。
明け方まで 宴がつづいていましたもの。 ムリは ありませんわ。
(女官)「みなさまより 受けた恩。 砂漠の民は けして決して わすれません。
なにか お困りのことが ございましたら いつでも砂漠へ おいでください。
女王ネフティス できるかぎり おやくにたちましょう。
それと……。
かつての女王 フェデルより 救い主さまに お持ちいただくよう お願いした あの品ですが……。
どうぞ これからも 魔物の手に わたらぬよう お守りくださいませ。
なんと そのようなものは 知らぬと? ですが 記録によれば 城が復旧したのち 女王フェデルは
たしかに救い主さまに 託したと…。

……と女王さまは おっしゃっておられます。
*「みなさま どうぞ これからも 砂漠に お立ちより下さい。
われら 砂漠の民 いつでも かんげいいたします。

マリベル「ふふふっ。 やっぱり これくらい どーんと 歓迎されるべきよ あたしたち。
……って それはそうと あたしたち 何か あの女王さまから お願いされたものって あったかしら?

ガボ「ゆうべは いっぱい食ったなあ! オイラ ハラ ぱんぱんだぞ。

(女官)「救い主さま どうぞ城や村のものたちに お声をかけてやって下さい。
砂漠の民は ほんとうに長い間 ずっと ずっと……。
みなさまを おまちもうしあげて おりましたゆえ。

(女性)「みてみて! 救い主さま! すごいでしょう? お城のお庭は 水がいっぱい!
砂漠じゃ どれだけお水を 使えるかが お金もちの めやすなのよ。

(兵士)「ガー ゴー ズピピピピピ……。

(兵士)「おお! これは救い主さま! ごきげん うるわしゅう。
この城は 夜も昼も みはりをたてています。
ですから この部屋で こうたいで眠るのです。
……けして サボって ねているわけでは ございませんので。

(道具屋)「これはこれは救い主さま。 わたくしの ささやかな店へ ようこそ。
老いた父や母 妻と20人の子供たちに……。
みなさまが わたしの店で 買い物してくださったと 今夜は じまんいたしますぞ!
他ならぬ 救い主さま きっと 気前もよいでしょうなあ。 ……ではでは。
ここは 道具屋です。 どんな ご用でしょう?

(少女)「おみず おみずきれいね。 つめたくって きれいね。
ネコは おみずキライだけど わたしネコ すきよ。 ネコはふかふか あったかいの。

(ネコ)「ミャア!
ネコは うわめしそうに こっちを見ている……。
どうやら しっぽを ふんでしまったようだ。


(武器屋)「よっ! 救い主さまだろ!? いやー ようこそ!
いっちょ うちの店で 買い物してってくれよ!
おれの笑顔を サービスしとくからさ! ……さて と。

(ネコ)「…………。
ネコは 料理を ねらっているようだ。

(女官)「まあ このような むさくるしい所へ 救い主さま!
女王さまの お口に入れるものは わたくしたち 神につかえる娘が 作るおきてになっています。
しもじもの者のほうが 料理はじょうず なんですけどね。

(女官)「救い主さま ようこそ 砂漠の城へ いらっしゃいました。
どうぞ ごゆっくりしていって くださいまし。

(女官)「まあ 救い主さま! お会いできて 光栄ですわ。
ここには 女王さまの お洋服が 置いてあります。
おめしかえの時には わたくしたちが おてつだい しますの。

(兵士)「ここは 女王さまの お部屋です。
これは 救い主さま! どうぞ ご自由に お通りください。

(兵士)「ここは 女王さまの お部屋。
救い主さま どうぞ お通り下さい。

(女性)「まあ 救い主さま! こんにちは。
妹に 子供が生まれたので 女王さまに お知らせにきたんですよ。
女王さまは すべての砂漠の民を 気にかけて くださいますから。

(男性)「おお 救い主さま。 これはこれは。
なんぴとたりとも 女王さまと ちょくせつには 話せぬのが 砂漠のおきて。
そこにいる 娘たちが すべての用事を とりつぐのです。

(男性)「こりゃあ 救い主さま!
ありがてえ ありがてえ。 あっしなんぞに お声をかけて くださるとは!
何をしてるかって? いえね たまーに女王さまが 神殿に行くことがあるんですよ。
なんでって? そりゃ 女王さまは 砂漠の神官さまでもありますんで。
とにかく ここにいりゃ あっしの すぐ横を 女王さまが お通りになる!
それを楽しみに あっしは 毎日 ここで待ってますんで。 へへっ おはずかしい。

(同上)「女王さま 今日は 神殿へ お出かけにならないのかな……。

*「あっ! こりゃ 救い主さま。 ごきげん うるわしゅう。

(女官)「まあ 救い主さま ようこそ 砂漠へ おもどりになりました。
女王さまも われら砂漠の民も おまちしておりましたわ。
女王さまは 心から かんげいいたします。 と おっしゃっておられます。
砂漠の民は みなさまを いつでも かんげいします。
この城を わが家と思い おくつろぎください。

(女官)「砂漠の民は みなさまを いつでも かんげいします。
この城を わが家と思い おくつろぎください。

>城内B1F・図書館

(学者)「おお! 伝説の 救い主さま! われらが図書室へ/図書館へ ようこそ!
ここには われわれ砂漠の民の 長老たちの知恵を 文字にのこして あるのですよ。
ハディート王の 遺言状も ここに 保管されておりました。
みなさまは 砂漠の民の 恩人であると…… この恩を 忘れてはならぬと。
いつの日か 時をこえ みなさまが砂漠を おとずれた時……。
かならず 手あつくもてなせとの 王の遺言でございます。
その遺言状の絵姿と そっくりのみなさまが あらわれるとは!
まったく おどろきましたわい!

マリベル「やだ! ハディートのやつ 王さまに なったわけ!? なまいき!!

(学者)「むかし 砂漠が闇にとざされ 魔物たちに おそわれた時……。
その時 ほろびたはずの竜が 母なるナイラのチカラで よみがえったと ききます。
よみがえりし竜は 若者たちを みちびき 魔を ほろぼした。
そう 救い主さまと われらが王 ハディートさまです。
はははっ。 救い主さまは とっくに ごぞんじ でしたよね。

(学者)「砂漠に わざわいをもたらし 空を 闇につつんだ 闇のルビー。
みなさまの おかげで 神の像/魔王の像からはずされた あの宝石です。
闇のルビーは 2度と わざわいをもたらさぬよう 今は かたく封印されています。
しかし いったい どんなしくみなんだろう? 調べてみたいものです。

(男性)「ええと この本は こっちの棚……。 この巻物は こっち……。
あっ! 救い主さま! ど どうも。えへへ……。
ぼく まだ見習いなんで みんなが読んだ本を かたづけてるんです。

>>本棚

アルスは 本だなを調べた。
「大いなる 精霊たち その2」と 書かれた 本がある。
“大地の精霊の ほかにも この世界には 大いなる精霊がいる。
火 水 風 そして大地 それぞれ 4つのチカラを司るもの。
この世に 生きるものよ。 いかなる時も 精霊への祈りを 忘れるなかれ。

アルスは 本だなを調べた。
なんと 古ぼけた本を見つけた! この本を読んでみますか?
>はい
アルスは 本を読んだ!
“とおい 昔……。
“祖父が 生まれた国のことを 話してくれたことがある。
“そこは 船でもラクダでも けっして行くことのできない 場所だという。
“今は 祖父と同じように 城の学者となった わたしだが あの話は わすれられない。
“いつか そのふしぎな国へ 祖父の生まれたという とおい国へ 行ってみたいものだ。

>城内B2F

(兵士)「おお 救い主さま! ようこそ!
ここは みなさまと ハディート王が チカラをあわせ……。
城のものたちの なきがらを とむらった事に ちなんで 砂漠の民の 墓所となっています。

(兵士)「ここには 砂漠の民と 代々の 女王さまが 眠っておられます。
みなさまが お作りになった 墓がもとになっています。

(女性)「まあまあ 救い主さま! どなたかの お墓まいりですか?
わたしは おじいちゃんの お墓まいりに来たんですけど 息子と はぐれちゃって。
こまったわねえ。 どこに 行ったのかしら?

(少年)「ママー! こわいよー! ママー! どこ いっちゃったのお!?

マリベル「あははっ! あの子 アルスの小さいころ そっくりね!

(シャーマン)「死して後も 女王のチカラは 城を守る……。
城の地下に 墓があるのは 砂漠にとって いいことだ。

(兵士)「この階段を 下りると 砂漠の民の神殿になります。
救い主さま ご自由に お通りください。

>>墓碑

アルスは 墓石を調べた。
アルスは 目の前の 石碑を 調べた!
“女王 ハトホルの墓

“女王 フェデルの墓

“女王 アナトの墓

“女王 イシスの墓

“女王 ヌイトの墓


アルスは 目の前の 石碑を 調べた!
とくに 変わったところは ないようだ。

>城内B3F

マリベル「ずいぶんりっぱな神殿に なったじゃない? うふふっ 気にいったわ。

ガボ「おほっ! こりゃ また すずしいな~。

(女官)「ここは 神殿。 聖なる場所です。
救い主さまも どうぞ 神と 大地の精霊とに 祈りを ささげて下さいませ。

(女官)「ハスの花には 神がおすわりになると 言われております。
母なるナイラの 聖なる水と 聖なるハス。 ここは神さまの 地上の家なのです。

(女官)「母なるナイラを さかのぼった はるかに 大地の精霊の像が あります。
大地の精霊の像は 魔物をきびしく にらみ 砂漠を 守っているのです。

(女官)「水は 砂漠の民にとって 何よりも とうといもの。
神と われらが大地の精霊は しかし 水よりも とうといもの なのです。

(女官)「これは われらが祖。 大地の精霊の 導きにより 砂漠へやってきた 王と女王の像。
これは われらが 祖である 王と女王が残した言葉を 記した 石碑です。
われら 砂漠の民は みな この2人の 血に連なると いわれております。

(女官)「女王さまが この神殿の主。 われわれは 神と女王さまに つかえる者です。

(女官)「一日に 4回 われわれは 祈りをささげます。
旅の方。 みなさまの 旅の無事も お祈り いたしましょう。

(女官)「この宝物庫には 宝ではないものも おさめられているとか。
わたくしも 中身は ぞんじませんが。

(女官)「こちらは わが神殿の宝物庫。
神殿でなければ 置いておけないものが おさめられているそうです。

>城外観

(男性)「救い主さま! どうです この砂漠の美しさ!
黄金にかがやく 大地なんて よその国じゃあ ぜったい 見られませんよ。

(女性)「このクサリは わるいことした人を ミイラになるまで つないでおくために あるのよ。
水も ごはんも もらえずに 体が カラッカラになるまで ずーっと つながれるのよ。
カラカラに ひからびて 死んじゃうまで ずーっとよ。 だあれも 助けてくれないの。

ガボ「…………ぶるぶるぶるっ。

(少年)「……ぶるぶるぶる。
男の子は がたがたと ふるえている。

(ネコ)「フミャアア。

(男性)「ようこそ救い主さま! かつて 魔物に おそわれたこの城。
今じゃ キレイに直して ずいぶんりっぱに なりましたよ!

(詩人)「この門には 砂漠の民の歴史が きざまれているそうです。
これをもとに 詩を 作ろうとおもうのですが ……あつくて 考えつかない!

(兵士)「この扉を入れば 砂漠の城。
救い主さま どうぞ ご自由に お入りください。

(ネコ)「にゃーん。

(女官)「おそうじ♪ おそうじ♪ よいしょ よいしょ……。
これはこれは 救い主さま。
うたいながら 仕事をすると ちょっとだけ たのしく なるんですよ。

(女官)「おそうじ♪ おそうじ♪ よいしょ よいしょ……。
まあ 救い主さま! こんにちは。
すぐに砂がつもりますので まいにち かならず そうじをしておりますの。

(女官)「ここは 祭りの時の玉座。 今は 砂をはらって おそうじしていますの。
祭りの日には すべての砂漠の民が この青空の下 つどうのです。
そう みなさまの かんげいの宴の時のように。

(女官)「はるか昔 砂漠が 魔物におそわれた時……。
みなさまは 数々のきせきをおこし 砂漠を 救ってくださいました。
砂漠の民は 代々 その時のことを 語り継いできました。
いつか みなさまに ご恩がえしが できるようにと……。

(兵士)「この扉を入れば 砂漠の城です。
……はあ。城の中なら日かげで すずしいんだけどなあ。

(ネコ)「にゃー。

>城内1F

(商人)「わたしは さっさと 自分の町に 帰りたいんですが……。
あいぼうが どうにも 動こうとしないんですよ。 こまったモンだよ。

(商人)「ここでの商売は とっくに 終わったんですがね。 ……ですがねえ。
また 砂漠をこえて 帰らなくちゃならないと思うと めんどうくさくってねえ。

(兵士)「この階段の 下に 女王さまは いらっしゃいます。
さらに下の階は 代々の女王さまの墓と 神殿です 救い主さま。

(兵士)「これは 救い主さま。 どうぞ ご自由に お通りください。

(ネコ)「ニャオーン

【砂漠の村(現代)】

マリベル「さーて ここでは どんな歓迎 されるのかしら?

ガボ「今日も お日さまが きもちいいなー!

(男性)「ようこそ 救い主さま! 砂漠の民の村へ!
ごゆっくり お過ごしください。

(少年)「ねえ 救い主さま ずーっとむかしのこと しってるんでしょ?
ぼくの じいちゃんのじいちゃんの うーんとじいちゃんが いってたんだ。
このぐるぐる ほんとは ずーっとたかいとこに あったって。
ねえ みたことある?
>はい
*「ほんと!? ほんとだったんだ。 ………………。
ぼくんちも すなのしたに なっちゃったらどうしよう!

>いいえ
*「やっぱり! そんなこと あるわけないもんね。

(少年)「ぐるぐる……ぐるぐる…… 目が まわるよう!

(少年)「わーい! まて まてー!

(ネコ)「フギャアア!

(女性)「うと……うと……。

(老人)「おお!救い主さま。 よくいらっしゃいました。
そこの ふくらんでる地面は 昔は 家の屋根だったんですじゃ。
時のながれで すっかり砂に おおわれて しまいましてなあ。

(宿屋)「おお 救い主さま! 暑い中 おつかれさまです! ささ どうぞ中へ!
とはいえ こちらも 商売ですから……。

(ネコ)「ミャア ミャア。

(女性)「このあたりは むかしは 池だったんですって。
ちょうど 救い主さまが はじめて砂漠に いらしたころはね。

(老婆)「しかし 族長さんの 息子たちにも こまったもんじゃわい。
上の3人は どうしようもない。 下の弟は ふらふらと してばっかり。
救い主さまからも ちょっと言ってやって くださいましよ。

(男性)「この建物は 砂漠の民の族長さまの おやしき。
救い主さま ぜひとも 族長さまに お会いください!

(ネコ)「にー にー。

(女性)「どーこ 行きやがったんだい! あの バカむすこは!? 逃げ足ばっか 早いったら!
まったく 見つけたら ただじゃおかないよっ!

*「あら 救い主さま。 ……いやだわあ。 オホホホホ!

ガボ「ひえー。おっかねえ!

(少年)「うわああっ! かあちゃん ごめんよー!! …………?
なあんだ かあちゃんじゃ ないのか。 おどかすなよ!
オレ おさら わっちゃってさあ。 かあちゃんこわいから かくれてんだ。
そういうワケだからさ しずかに してくれよ! なっ すくいぬしサマ!

マリベル「男の子って どうしてこう 悪さばっかり するのかしら? ねーえ? アルス。

(同上)「かあちゃんに みつかりませんように……。 みつかりませんように……。
すくいぬしサマ! ぜったい ヒミツだぜ!

(ネコ)「ニャオーン。

(男性)「オロオロ オロオロ。 か かあちゃん 怒ってるよ。オロオロ。
はやく 息子が見つからないと かわりに オレが怒られちゃうよ。 オロオロ オロオロ。
す 救い主さま! かあちゃん どうにかしてくださいよ。
オロオロ オロオロオロ。

(男性)「……なんだよ。 あついから ねてるんだ。 ほっといてくれよ。
救い主だかなんだか 知らないけど 昼寝のジャマ するなよな。

(ネコ)「ゴロゴロゴロ にゃーん。

(老婆)「広場の まんなかのツボには ふしぎなチカラが あるそうなんですよ。
なんでも 昔 女王さまから いただいたんですって。
代々の 女王さまにも ふしぎなチカラが あるそうですからねえ。

(商人)「はい いらっしゃい! いらっしゃい!
おお! みなさんがウワサの 救い主さまでしょ!?
いやあ こちらの店を もうけの1割で かりてるんですが……。
どうにも お客が少なくって。 ねえ 救い主さま! わたしも救ってくださいよ!
さて と……。

(あらくれ)「なんだよ……道具なら おもてのヤツに いいな。
むかしは マジメに 店をやってたが めんどくさくなってさあ。
今は ときどき来る 旅の商人に 店を かしてるのさ。
だから 寝てても もうかるってワケよ。 おれって かしこいねえ!

>ツボの中

ガボ「うひょっ! ツボの中って こんなふうに なってたのかぁ。 おもしれえなあ。

(シャーマン)「わしの していることが 気になるか……?
>いいえ
*「フム……。 そうじゃろう そうじゃろう。

>はい
*「フム……。 そうじゃろう そうじゃろう。
わしはな つりをしておる。 この 砂に糸をたらしてな。
なーにも つろうとは 思わん。 これまでも これからも……な。
それでも わしは つりをしておる。 砂に糸をたらしてな。
わしは おろかだと思うかね?
>はい/>いいえ
*「フム……。 そうじゃろう そうじゃろう。

マリベル「何よ もったいつけて! わけわかんないこと 言えば 頭いいって わけじゃないわ!!

>族長宅1F

(男性)「こちらは 砂漠の民の いだいなる 族長さまのおやしき。
救い主さま ようこそ いらっしゃいました。

(男性)「族長さまはこの奥です。
救い主さま どうぞ お入り下さい。

(男性)「また 上で 族長さまの息子さんたち モメてるよ。
顔も 頭の中身も そっくりおんなし 3人だってえのに……。
どうして こう 仲が悪いかねえ?

(男性)「よくまあ 毎日ケンカのタネが つきないもんだよ あの3人も。
このちょうしじゃ あととりを 決めるのも 大変そうだな。

(ネコ)「ニャオーン。

(女性)「この おやしき ほんっと 気をつかうんですよ。
上のむすこさん 3人に いっぺんに食事を 出さないと ケンカに なるんですもの。
もりつけが ちょっと ちがっても すぐ ケンカになるし……。
あの3人の だれかが 次の族長さまかと思うと 頭が いたくなってくるわ。
ねえ 救い主さま そのおチカラで 息子さんたち どうにか なりませんかね

(女性)「上の3人の むすこさんは 三つ子なんです。 だから なにかとはりあっちゃって。
もうひとり 年のはなれた 弟さんが いるんですけど……。
あんまり おやしきに よりつかないのよねえ。 なんだか とっつきにくいの。

(ネコ)「ミャー ミャー。

>>石像

神秘的な 古い石像が かざられている。
清らかな ほほえみを たたえた 女性の像だ。

族長「おお! これは救い主さま! われら砂漠の民 ずっと おまちしておりました!
わたくしたちが 今こうして 生きているのも あなたがたの おかげ。
お礼を 申し上げられなかった 代々の族長にかわって 感謝いたしますぞ!
みなさまが おとずれたころとは 村もずいぶん 変わりました。
しかし 砂漠の民の心に かわりはありません。
みな あなたがたに 感謝しておりまする!
よくぞ 砂漠を おとずれてくださいました。 どうぞ ごゆっくり……。

>族長宅2F

(女性)「こちらは 3バカ……いえ 族長さまの 3人の 息子さんのお部屋ですわ。
下の 弟さんは お兄さまがたが うるさいって うらの 古い家に 住んでますわ。

(族長妻)「まあまあまあ 救い主さま! ようこそ 砂漠の村へ!
こうして お会いできるなんて 光栄ですわ。 オホホホホホ!

(女性)「ホホホ わたくし おくさまづきの 女中でございます。
救い主さま どうぞ お見しりおきを。 ホホホホホ!

>族長宅バルコニー

*「だれが どう見たって いちばん カッコいいのは この おれだ!
ほら 救い主さまも そう言いたそうな 顔をしてる!

マリベル「……ばーか。

*「いちばん カッコいいのは どう見たってオレだよ!
救い主さまだって 心の中で そう思ってる。 オレには わかるんだ。

ガボ「おんなじ顔の にいちゃんが 3人もいるぞ! どうなってんだ いったい!?

*「おれの カッコよさが わからないなんて。 しょうがない 兄弟だ。
救い主さまの 目が おれに そう言ってる!

マリベル「ちょっと 寝ぼけてんの アイツ? つきあってらんないわ。

>族長宅離れ

若者「…………。
おまえたちか 砂漠を救った旅人というのは。
いろいろと 面白そうな話を 知っていそうだな。
そのうちに ヒマがあったら聞かせてくれ。 じゃあな。

マリベル「なによ アイツ。 かっこつけた男って あたし 大っきらい!

【フィールド(現代)】

マリベル「砂漠も無事 復活したことを 確かめたことだし…… 次の場所へ 向かいましょ。
……次は 涼しいところが いいわね。

ガボ「砂漠では オイラたちが 救世主って つたわってて ビックリしたぞ~。

【化石の発掘現場】

*「はい いらっしゃい いらっしゃい!
世にもめずらしい 化石だよ! 象より 大きい 頭と ピカピカの 金色の角!
見物料は たった10ゴールドだよ! はい いらっしゃい! いらっしゃい!

マリベル「じいさんが いなくても ぜんぜん変わってないわね。 ……って 見物料が 上がってる!

ガボ「たしか 井戸のそばにいる おっちゃんに お金と手紙を 渡すんだったよな。

ガボ「じいちゃん/じっちゃん ホントに いなくなっちまったんだな。 ちょっと ヘンな感じだな。

(少年)「せっかく 5ゴールド おこづかい ためてきたのに ねあがり したんだって。
ほんと 大人って ケチだよね。

ガボ「なんだよ かわいそうにな。 ちょっとくらい オマケしても いいのによう。

マリベル「人ひとり いなくなっても 関係なし かあ。 なんか さみしいわね。

(女性)「あたしゃ ずーっと前から ならんでるんだ。 ああ はやく 見たいねえ。

(男性)「いやー すごいんですよ! あの化石 実は……。
いや これは 見てからの おたのしみだな。 旅の方 ぜひ 見るべきです!

マリベル「なによ あのおじさん もったいぶっちゃって。

ガボ「何だろうな!? アルス! オイラ すんごく見てみてえぞ!

(男性)「●×☆◆□◎##!
だめだ…… むずかしい。 あの鳴き声は 何度聞いても マネできない。

ガボ「むっつかしい鳴き声……。 ワクワクすんなー アルス!

(老人)「時代は かわったのう。 今時は 骨もしゃべるんじゃ。 すごいのう。
ところで あんたがた わしの 父さんじゃないかね?
ううむ じゃが 父さんは わしより 若かったかのう? ううむ ボケてきたかのう。

マリベル「この 若く 美しい マリベル様の どこが 男に見えるってのよ!?
失礼しちゃうわね!

(女性)「もう! こんどは10ゴールドに 値上がりしたのよ! 何がって? あの骨の 見物料よ!
1週間で70ゴールド。 1カ月で300ゴールド。 1年で…… ああ 何てこと!

マリベル「あんた計算とくい……なわけ なかったわよね。 それにしても すごい額だわ。

ガボ「えっと 10が10個で 1000か? うーん わけわかんねえぞ!

(商人)「見物の方は10ゴールドです。 よろしいですか?
>はい
アルスは 男に 5ゴールドを はらった。

*「ありがとうございます。 団体の お客様には 特別に 先に 見ていただきましょう。 どうぞ テントの中へ!

>いいえ
*「テントのむこうの 男に 用事ですって? 仕方ない。 お通りください。ただし……。
テントの中は 目をつむって 歩いて下さいよ! お金を いただいてませんからね。

マリベル「なんか 入り口の人 ずいぶん感じが 変わったわね。 前より マトモに見えるわ。

(同上)「前に ここにいた 商人? ああ……! いえ 知りません!
ホントに 知りませんったら! テントの中になんて ぜったい いませんよ!

>テント内

(商人)「こんにちはー。みなさん。 ふしぎな骨 見に来てくれて どうも ありがとうねー。
スゴい 発見よ。王さま お姫さま 王子さま びっくり! 腰 ぬかすかも知れないよー。
見つけたの ワタシ! ワタシよー。スゴイでしょ? えらいでしょ?
さあ! ふしぎな骨 じっくり 見てってねー。 あ でも なめたり しちゃダメよ?

ガボ「なめちゃダメなのかあ。 がっかり……。 ちょっとだけで いいのになあ。

マリベル「……うさんくさー。

>>化石?

ひたいに/頭に 金色の角をもった おおきな 生き物の 化石だが……
角のペンキが はげかけている
さわってみますか?
>はい


(同上)「うふふ 驚いたでしょ? 世にもめずらしい 叫ぶ化石! 10ゴールドで見れる 安いねー。
ワタシの声と 似てる? 気のせいねー。ワタシ しゃべってない。ホントよ。

(同上)「ワタシに 前に会ったことある? うそ! うそ! 知らないよー。 会うの初めて。ホントね!
そろばん はじいて 20年! ……あわわ いや スコップ かついで 20年ね。
ホント 知らない 知らない。

>テント外

*「おう! あんたら せんせぇの 知り合いだったな。 せんせぇはどうした?
お金と手紙を 男に 渡しますか?
>いいえ

*「そうか あんたらも 知らないのか。まったく どこへ 行っちまったのか……。

ガボ「なあ じいちゃんに なんか 頼まれてなかったっけ? オイラの 気のせいか?

マリベル「アルス 何ボケてんの? この人に 渡すものが あったでしょう!

*「おう! あんたら せんせぇの 知り合いだったな。 せんせぇはどうした?
お金と手紙を 男に 渡しますか?
>はい

アルスは 考古学者から 預かっていた お金と手紙を 男にわたした!
*「なに? ……ふむふむ。
…………。
………………。
そうか 他の場所で もっと すげえものを 見つけたから ここへは 戻ってこないのか。
なんだよ おれに金なんて。 水くせえなぁ せんせぇは。 今まで ありがとう だってよ。
そうか…… じゃ おれはもう ここを 見張ってなくても いいワケだ。さみしいな。
ありがとな あんたら。 どっかで せんせぇに会ったら がんばれよって 伝えてくれ!

マリベル「ようやく 胸のつかえが おりたって感じね。
アルスと違って あたし デリケートだから ずーっと 気になって しょうがなかったのよ。

ガボ「じいちゃんと おっちゃん 仲がよかったんだな。 手紙 渡せてよかったな!

*「おう! 現場に入りたいなら 好きにしていいぜ。せんせぇ いなくなっちまったからな。
せんせぇ 元気かなぁ……。

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タカトンビ/管理人:くろすけ